中小型材料株の局地戦続く【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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続伸も手詰まり感が強く方向感に欠ける

 28日の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は30円高です。米朝首脳会談実施に向けて協議が再開されたことが伝わり、買い先行でスタートしたあと、次第に売りが優勢になり、前場は小幅に下落しいましたが、終盤にかけて為替が円安に振れたことから買い優勢になりました。もっとも、東証1部の売買代金は概算で1兆8100億円と、4月2日以来、約2カ月ぶりの低水準で、マザーズ数やジャスダックもマイナスで引けるなど、手詰まり感が強く方向感に欠ける展開です。

値動きのいい銘柄に資金集中

 主力株の上値は重く、新たな材料が乏しいなか、ALBERT、やまねメディカルなどがストップ高に買われるなど、直近急騰した銘柄が改めて物色されるなど、値動きのいい銘柄に資金が集中する傾向が見られました。一方で、ファイナンスを発表した銘柄や原油価格下落を受けたエネルギー関連株の下落が目立ち、市況軟化で海運株も売られています。今晩の米国株が休場であすも材料難の展開が予想され、強い動きを見せる銘柄を個別に物色する中小型材料株の局地戦が続きそうです。

個別は動き荒くなる

 ピックアップ銘柄ではソウルドアウト(6553)が連日で最高値を更新、シスメックス(6869)も底堅く推移したものの、いずれも伸び悩み気味で、あすの値動き次第では一部利益を確定したいと思います。デイトレ候補では相模ゴム(5194)を利益確定し、SAMURAI&J(4764)、日本和装(2499)の損失を相殺しましたが、相模ゴムは前場に最高値を更新したあと大幅安で引けるなど、動きの出ている銘柄は上げも下げも動きが荒くなっており、より慎重で割り切った対応が必要と感じています。

花咲 翁

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