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リスク回避の売り広がる
１９日午前の東京市場は続落、日経平均は１９７円安で、あっさり２５日線を割り込んでいます。トランプ米大統領が中国の知的財産侵害に対する制裁関税を巡り、新たに２０００億ドル相当の輸入品に１０％の追加関税を検討するよう当局に指示したことで米中貿易摩擦への警戒感にがさらに強まりました。前日のＮＹダウが一時２６０ドル以上下落、１１０円割れまで円高が進み、主力株を中心にリスク回避の売りが広がりました。
メルカリ上々の立ち上がり
注目のメルカリ(4385)については、公開価格を６６．７％上回る５０００円で初値を付けたあと５３４０円まで上昇する上々の立ち上がり、主力株に手が出しづらいなか、短期資金が集中しそうな気配です。後場に入って一時ストップ高まで買われました。直近ＩＰＯを中心にした新興銘柄や中小型へ人気が波及することが期待され、メルカリ株の動きに注目しておきたいと思います。
ＫｅｙＨｏｌｄｅｒがストップ高
ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)がしっかり、ソウルドアウト(6553)は反落ながら底堅く推移しています。短期値幅取り候補は、全般軟調で前場高値から緩んでいる銘柄が多く、一部動きの鈍った銘柄を見切りましたが、他の候補銘柄はおおむね堅調で、材料が出たＫｅｙＨｏｌｄｅｒ(4712)はストップ高で新値を更新しました。引き続き強いトレンドの出ている銘柄を中心に下値を拾い、噴き値を待ちたいと思います。
花咲 翁
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