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手控えムード強く反落
27日の東京市場は反落、日経平均は90円安です。米中貿易摩擦への警戒感が強く、イラン産原油輸入停止要求が原油市況の急騰につながり、原燃料コスト増が意識され、手控えムードの強い展開でした。ただ、下値では海外勢とみられる買戻しが入り、前引けにかけやや下げ幅を縮めています。
自律反発続くも上値は買い手控え
全般自律反発の動きが続いており、マザーズや東証2部指数はプラスで引けましたが、引き続き市場の関心を集めているメルカリ(4385)は続伸ながら、初値の5000円を手前に足踏み状態になるなど、上値の買いは手控えられています。後場からは日銀ETF買いへの期待が下値を支えるでしょうが、上値も重く膠着感が強まりそうです。
Vコマースが値上がり上位
外部環境に不透明感が強まるなか、物色は決算を手掛かりにした内需・ディフェンシブや材料株に向かわざるを得ず、個別銘柄の局地戦にとどまるでしょう。ピックアップ銘柄はシスメックス(6869)、ソウルドアウト(6553)、ファイバーゲート(9450)いずれも底堅く推移しました。短期値幅取り候補は打診買いを入れたVコマース(2491)が前場値上がり上位に買われており、噴き値売りのタイミングを待ちっているところです。引き続き値動きの鈍った銘柄を見切る一方、強い銘柄の下値を拾っていきたいと考えています。
花咲 翁
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