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続落も下値は限られる
29日午前の東京市場は続落、日経平均は76円安です。NY株高を受け寄り付きこそ買いが先行しましたが、米国とその他主要国との貿易摩擦問題への懸念がくすぶるなか、週末要因による持ち高調整の売りに押されました。ただし、為替が110円70銭台と円安に振れていることで下値は限られており、日経平均は13週線や26週線をやや下回る水準で踏みとどまっています。
個別株物色は活発
前日に新値を更新したソニーは上げ一服ながら、公募増資中止を好感されたシャープが急反発し、アイ・ピー・エスをはじめ直近IPOも引き続き人気を集めるなど個別株物色は活発でした。ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)、ファイバーゲート(9450)、ダイキン(6367)はスピード調整で25日線の攻防ながら、ソウルドアウト(6553)は急反発に転じており、押し目買い継続でよさそうです。
Vコマースの利益確定
短期値幅取り候補は打診買いを入れたVコマース(2491)の利益を確定しました。相場全体の流れ次第では建玉の整理も考えていましたが、大きな変化はなく、引き続き手持ち玉は噴き値ウリのタイミングを待つこととします。
花咲 翁
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