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3カ月ぶりの安値も下げ渋り
4日の東京市場は続落しました。日経平均は68円安です。NY株安や円の強含み、上海や香港株が軟調に推移したことから、売り優勢の展開で約3カ月ぶりの安値圏で引けました。ただし、前日安値を下回ることなく、後場からは日銀ETF買い観測を支えに下げ幅を縮め、TOPIXはわずかながらもプラスで引けています。
内需ディフェエンシブを買い戻す
米マイクロン・テクノロジー急落の余波で東京エレクトロンをはじめ半導体関連が軒並み安に売られるなど、全般に売りが広がり、中小型株にも値を崩す銘柄が目立ちました。一方で原油高を背景に資源関連や石油株が堅調に推移し、資生堂など内需ディフェエンシブ銘柄が買戻され、指数を下支えしています。
買戻し誘発しやすい状況
空売り比率が45%を上回っていることから買戻しを誘発しやすい状況で、まだ底打ち感はないものの、下値への抵抗力がついてきたイメージです。今晩の米国株市場は休場で、週末6日には米中追加関税の発動、米6月雇用統計の発表も控え、あすも様子見気分の強い展開が続きそうですが、さらに突っ込むようなら買いで対処する局面でしょう。
好業績好取組銘柄を狙う
ピックアップ銘柄のダイキン(6367)は下げ渋りながら、25日移動平均を下回ったままで、今しばらく様子見としましたが、シスメックス(6869)も含め、下値を叩くようなら押し目買いを入れたいと思います。短期値幅取り候補も一部を残していったん損益を確定しましたので、好業績好取組銘柄を中心にリバウンドのタイミングを計りたいと思います。
花咲 翁
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