打診買いにとどめる【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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リスクオフの巻き返し

 6日の東京市場は5日ぶりに反発、日経平均は144円高です。前日のNY株が高く、為替が110円台後半まで円が弱含んだことから、リスクオフの巻き返しで買いが優勢になりました。午後1時に米中両国で追加関税が発動される見込みですが、トランプ大統領が第2弾の追加関税については発動を明言しなかったことで、過度の警戒感が和らいだようです。もっとも、上値は重く買い一巡後は伸び悩みました。

買戻し先行も手詰まり感

 売り残が積み上がっていることから、イベント通過によるアク抜けを想定して、ひとまず買戻しが先行したのでしょう。ただし、通商問題が解消したわけではなく、指数の上げに対して相場全体の手詰まり感は否めません。大きく下落するようなら、短期リバウンド狙いの買いを入れたいと考えていましたので、きょうのところは打診買いにとどめておくべきでしょう。

個別に値動きのいい銘柄を狙う

 ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)、と期日向かいのダイキン(6367)ともに反発しましたが、上値は重くいましばらく様子を見たいと思います。短期値幅取り候補は個別材料株で高値をうかがう動きのいい銘柄に絞り込んでいく方針です。まだ売り込まれた銘柄のリバウンドを狙うタイミングではないようです。

花咲 翁

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