正直じいさんの株で大判小判|企業 証券市場新聞

主力株中心に幅広く買われる

 10日の東京市場は3日続伸しました。日経平均は144円高です。前日の米国株市場でNYダウが300ドルを超える上昇となったことや為替が111円台の円安に振れたことで、リスクオフの巻き返しが続きました。米中両国の追加関税発動も目先織り込みが進み、外部環境が落ち着いていることから、主力株中心に幅広く買われ一時は約270円まで上げ幅を広げています。

リバランス主体の動き

 ただ、海外ファンドのショートポジションの巻き返しなどインデックス主体の動きで、日経平均は25日線に接近すると戻り待ちの売りが意識され、引けにかけ急速に伸び悩み悩みました。物色は景気敏感セクターの自律反発が続く一方、ディフェンシブ系は一服するなどリバランス主体の動きで、先行した中小型株は利食いに押される銘柄が目立ちました。

短期リバウンドに一巡感

 続伸ながら日経平均はこの日の安値引けで、値下がり銘柄が値上がり銘柄数を上回るなど、短期的なリバウンドには一巡感が出ています。心理的なフシ目の25日移動平均回復に期待はかかりますが、これには一段の円安など支援材料が必要と考えられ、米中貿易問題への懸念がくすぶり続ける現状では、利益確定に向かう流れを念頭に置いておくべきでしょう。

強い銘柄の噴き値待ち

 ピックアップ銘柄ではシスメックス(6869)が反落、ダイキン(6367)は続伸ながら、ともに25日移動平均を下回る水準でいましばらく様子を見たいと思います。短期値幅取り候補は一部値動きの鈍った銘柄を損切りして、テリロジー(3356)、大陽日酸(4091)など高値をうかがう強い銘柄に絞り込んで下値を拾っており、引き続き吹き値を待つ考えで、2月決算発表銘柄で内容の良い銘柄もチェックです。

花咲 翁

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