目次
円安一服で反落
19日の東京市場は5日ぶりに反落しました。日経平均は29円高です。外部環境が落ち着いていることで、前日までの勢いを引き継ぎ、買い優勢でスタートしましたが、2万3000円は戻りのフシとして意識され、ドル高・円安が一服したことから戻り売りや利益確定売りに押されました。130円超に上げ幅を広げる場面がありましたが、前引けにかけ伸び悩み、後場に入ると資生堂やファンケルなど化粧品株が急落したことから指数も下げに転じました。
外需セクターには買い続く
もっとも、下値では買いが入り、前日までの上昇を考慮すると底堅い動きです。高値圏にある化粧品に加えドラッグストアなどの内需・ディフェンシブセクターは来週以降本格化する決算発表の前に、利益確定の流れが強まることに警戒は必要ですが、一方で東京エレクトロンをはじめとした半導体関連など外需セクターには買戻しや見直し買いが続いており、全般調整があっても堅調な地合いが続きそうです。
内需系はいったん損益確定
ピックアップ銘柄では浜松ホトニクス(6965)が底堅く、ダイキン(6367)も25日線を回復しており、下値狙いで対処したい考えです。一方、シスメックス(6869)は1万円トビ台値固めが進んでいますが、今しばらく利益確定売りの状況を見極める必要がありそうです。短期値幅取り候補ではテリロジー(3356)が一呼吸を入れて新値をとってきましたが、他候補銘柄もおおむね堅調です。ただ、内需系で高値圏にある銘柄はいったん損益を確定したいと思います。
花咲 翁
証券市場新聞 公式有料メールマガジン
コメント