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上海株急落で値崩す
2日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は234円安です。米国株安や円安一服を受け、売り先行でスタートしたあとは、決算発表を手掛かりに好業績銘柄が買われ、一時プラスに転じるなど前場は底堅く推移していました。ところが、後場に入ると上海株が急速に下げ幅を広げたことで、輸出株を中心に広範囲に売りがかさみ値を崩しています。
全面安商状で仕掛け売りも下げ助長
また、長期金利上昇に対応して、日銀が毎月のオペ運営計画で予定していなかった長期国債の買い入れを通知したことから、金融株への買いが手控えられ、紙パルプを除いてほぼ全面安商状となり、先物への仕掛け的な売りも下げを助長しました。前日とは裏腹にリスク回避スタンスが強まっており、好決算銘柄への物色も慎重にさせそうな気配です。
オリンパスとレンゴーを追加
ここからは好業績株でも下値硬直性のある好需給銘柄に対象を絞り込んで押し目を拾っていきたいと考えます。ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)、シスメックス(6869)、浜松ホトニクス(6965)がその範ちゅうで、好取組のオリンパス(7733)とレンゴー(3941)を加えておきます。一方、ダイキン(6367)はしばらく見送りとします。短期値幅取り候補はおおむね底堅く推移しましたが、引き続き決算発表スケジュールをにらみながら、値動きのいい好業績銘柄を取り上げています。
花咲 翁
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