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様子見も底堅い印象
9日の東京市場は続落しました。日経平均は45円安です。日米貿易協議を控え、様子見気分が強いなか、米国株の上昇が一服したことで売りが優勢でした。ただ、経済指標発表を受け上海株が上昇し、時間外で米株価指数先物が堅調に推移していたことで、プラスに浮上する場面もあるなど、底堅い印象です。
中小型好業績株にS高続出
決算への反応は悪くなく、中小型好業績株でストップ高に買われる銘柄が続出しました。また、好業績への期待が高く、先に人気化した銘柄には好決算でも売りから入る投資家が多かったのでしょう。前日に急落した資生堂が買い戻され、大幅高になるなど、好決算発表をきっかけに売られた銘柄が見直されるケースも目立っています。
日米貿易協議横目で睨み神経質な展開
あすのオプションSQ通過後は夏休みモードに入ることになり、薄商いのなか、米ワシントンで開かれる日米貿易協議の行方を横目で睨みながらの神経質な展開となりそうです。ただ、閣僚級の初会合で日米ともに対立は望んでいないことから、地合いを急激に冷やすようなことはないと考えられ、決算発表を手掛かりにした中小型好業績株の個別物色が続きそうです。
ダイキンとゼンリンはしっかり
ピックアップ銘柄ではダイキン(6367)とゼンリン(9474)はしっかりで引き続き下値狙いで問題ないでしょう。一方、浜松ホトニクス(6965)やシスメックス(6869)、レンゴー(3941)動きが鈍く、しばらく様子見とします。短期値幅取り候補ではソフトバンテク(4726)をいったん利食いましたが、押し目いのタイミングを計りたいと思っています。
花咲 翁
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