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買戻しに小幅反発
21日の東京市場は小幅に反発しました。大引けの日経平均は20円高です。トランプ米大統領のFRB利上げ牽制発言で、109円台へ円高が進み、朝方は150円近くまで下げ幅を広げました。ただ、上海株高と円高が一服したことから買戻しに前引けにかけ下げ渋り、後場寄りにプラス転換し、一時100円以上高い場面もありました。
イベント控えで様子見
もっとも、東証1部売買代金は概算で1兆9210億と閑散商状が続いており、個別にも一部値動きのいい銘柄に人気が集中する一方、主力株の上値は重く、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1455と7割を占めています。対中追加関税の公聴会とジャクソンホール会議を控え様子見気分が強く、下値は堅いもののエネルギー不足は否めず、当面は好業績銘柄の押し目に打診買いを入れる程度にとどめておくべきでしょう。
ピックアップ銘柄は底堅い
ピックアップ銘柄のダイキン(6567)、ジャムコ(7408)、ゼンリン(9474)について、上値を追う動きは限られましたが、底堅く推移しており、下値拾い継続で問題はとみています。任天堂(7974)も戻り歩調で、日経平均採用候補との指摘もあり引き続き注目です。短期値幅取り候補ではプレミアG(7199)、JMC(5704)は最高値更新のあと伸び悩んでおり、あす前場の動きが鈍いようなら、いったん利益を確定したいと考えています。
花咲 翁
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