押し目拾い噴き値待つ【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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米中関税引き上げは織り込み進む

 23日の東京市場は3日続伸しました。日経平均は48円高です。前日の米国株市場でNYダウは反落しましたが、110円80銭まで進んだ円安が支えになり、買い優勢の展開でした。米中双方が約160億ドル分の関税引き上げを発動しましたが、相場への織り込みが進んでおり、自動車など輸出セクターの一角は安いものの、過度に警戒する流れとはなりませんでした。

こう着感強い展開続く

 もっとも、東証1部売買代金は概算で1兆8214億にとどまり、後場の日経平均は50円程度の狭いレンジでもみ合いました。TOPIXは引けにかけて売り直されて小幅安で終えており、米中通商問題の行方を見極めたいとして静観ムードの強い状況が続いています。ジャクソンホール会議の動向も気になるところで、あすも全般はこう着感の強い展開となりそうです。

売り込まれた銘柄を見直す

 ただ、これまで売り込まれてきた銘柄への買戻しが続いており、東証1部の騰落銘柄数は値上がりが1317と全体の6割強を占めました。ジャスダック平均やマザーズ指数も続伸するなど、新興銘柄にも下げ止まる銘柄が増えており、あすも需給要因で低迷してきた好業績株や中小型株の一角が見直されるでしょう

オロが上値を伸ばす

 ピックアップ銘柄ではダイキン(6567)は堅調で、ゼンリン(9474)やジャムコ(7408)任天堂(7974)も底堅く、引き続き下値を拾って問題ないと考えています。短期値幅取り候補ではプレミアG(7199)の利益を確定する一方、打診買いを入れたオロ(3983)が上値を伸ばしました。基本的に買い戻しが下値を支えているのが現在の相場状況ですので、押し目を拾って噴き値を待つ投資スタンスで対処したいと思います。

花咲 翁

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