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7連騰も上げ幅縮小
29日の東京市場は7日続伸と前年10月以来の連騰となりました。ただし、大引けの日経平均は34円高と上げ幅を縮めています。ナスダックが連日で最高値を更新するなど米国株が堅調だったことや為替が111円20銭台の円安水準で落ち着いていることから150円超に上げ幅を広げる場面がありましたが、フシ目の2万3000円に接近すると戻り待ちの売りや利益確定売りに押されました。
中小型株の底堅さ増す
戻し主体の動きで、東証1部売買代金は概算で1兆9682億と2兆円を割り込んでおり、上値を追うだけのエネルギーがありません。もっとも下値は予想以上に堅く、東証1部の騰落銘柄数は値上がり1443に対して値下がりは584と値上がりが約7割を占めており、全般底上げが続いています。日経平均が値を消す一方、ジャスダック平均やマザーズ指数は高圏を維持して引けており、需給整理一巡で中小型株の底堅さが増してきました。
新値抜け期待の強い銘柄
ピックアップ銘柄ではゼンリン(9474)、ジャムコ(7408)が新値、ダイキン(6567)は最高値をうかがう動きで、任天堂(7974)も切り返しました。短期値幅取り候補ではオプティム(3694)が新値を追い、きょう打診買いを入れたソースネクスト(4344)が高寄りのあとも上値を伸ばしています。全般膠着感が強まるようなら、中小型株の出番であり、新値抜けが期待できる強いトレンドの銘柄を積極的に狙ってよさそうです。
花咲 翁
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