米中貿易摩擦への警戒和らぎ反発
13日の東京市場は反発しました。日経平均は216円高です。7月機械受注が前月比11.0%増と予想を上回り、米中貿易摩擦への警戒感が和らいだことで朝方から買いが先行、その後、SQに絡んで先物にまとまった買いが入り、裁定買いを交えて一時250円超に上げ幅を広げる場面もありました。東証1部の売買代金は概算で2兆3463億と2兆円を超え、値上がり銘柄数は1511と全体の7割強を占めています。
電子部品や半導体は軟調
もっとも、ソフトバンクとファーストリテイリングの上昇が指数を110円余り押し上げるなど、インデックス売買主体の上昇で、電子部品や半導体関連は軟調な展開が続きました。ジャスダック平均は押目買いに反発しましたが、マザーズ指数は1000ポイントを終値で回復できず、小幅ながら続落しており、中小型に弱い銘柄が目立ちました。
模様眺め気分強い展開続く
あすはメジャーSQで需給改善が期待されますが、3連休前の週末で来週には日米の閣僚級貿易協議や自民党総裁選を控え、模様眺め気分の強い展開が続くでしょう。物色は引き続きインデックスに絡んだ銘柄や個別材料株の一角にとどまるそうで、じっくり構えて好業績銘柄の押し目買いのタイミングを待つ一方、目先は強いトレンドの銘柄に絞り込んで値幅を狙っていきたいと考えています。
短期はアサヒインテとメドピア
ピックアップ銘柄ではダイキン(6567)が切り返し最高値を更新しました。エアコン出荷増で収益上振れ観測が強まっており、一段高が期待できそうです。ゼンリン(9474)、任天堂(7974)は底堅く、ジャムコ(7408)も押し目買いに反発しており、引き続きマークです。一方、短期値幅取り候補はアサヒインテ(7747)とメドピア(6095)が新値をとっており、あすも動きが良ければ追撃買いを入れたいと思います。
花咲 翁
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