中国関連や不動産株【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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追加関税発表で悪材料出尽くし感

 18日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は325円高です。前日のNY株が軟調で小安く寄り付きましたが、前週末に2万3000円の大きなフシを突破していたことから、追加関税発表が目先の悪材料出尽くし感につながり、ショートカバーが加速しました。後場に入っても買いの勢いは衰えず、一時380円超に上げ幅を広げる場面がありました。

円安追い風に上値追う

 対中追加関税第3弾は織り込みが進んでおり、税率の上乗せが10%にとどまったことが買戻しを呼び込んだようです。取引時間中、上海株をはじめアジア株が軟調に推移しましたが、円安を追い風に上値を追い、午後は上海株や香港株も日本株に追随するかたちで急浮上しました。東証1部の売買代金は概算で2兆9496億円と3兆円近くに膨らんでいます。

売り込まれた銘柄の上昇目立つ

 ソフトバンクやファーストリテなど指数採用の値嵩株が売られる一方、主力株を銘柄を中心に中小型株へも幅広く買いが入り、TOPIXの上昇率が日経平均を上回りました。TATERUやスルガ銀行が急反発に転じるなど、売り込まれていた銘柄の上昇が目立っています。今晩のNY市場補反応は気になりますが、大きなフシ目を払ったことで、相場の基調は変わっており、あすも買い優勢の展開が期待できるでしょう。

出遅れセクターでリバウンド狙い

 全般底上げ機運が強まるなか、当面は売り込まれた銘柄や出遅れセクターに資金が向かいやすく、ピックアップ銘柄のダイキン(6567)や任天堂(7974)などはいったん様子として、中国関連と位置付けられる銘柄やTATERUの改ざん問題で連想売りを浴びた不動産株などでリバウンドを狙いたいと考えています。

花咲 翁




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