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下値では買い入りプラス引け
19日の東京市場はわずかながら5日続伸しました。日経平均は2円高です。NYダウの上昇や円安をフォローに買い先行で始まった後は、利益確定売りに押され下げに転じる場面がありました。後場に入ると自民党総裁選の結果を受けて荒い値動きが見られましたが、下値では買いが入り、プラスを維持して引けています。
利益確定売りをこなし底堅い
前日までの4日間で日経平均は1000円超上昇していたことを考慮すれば、利益確定売りをこなして底堅い動きです。東証1部の売買代金は概算で2兆9830億円と連日で3兆円近くに達し、値上がり銘柄数は1090と前引けよりも増え、値下がり銘柄数を上回りました。
出遅れ修正と中小型の個別物
トランプ米大統領との首脳会談に加え、日米通商協議を控え、あすは3連休前の週末ということもあって、模様眺めムードが強まりやすいでしょう。ただ、東京ゲームショー開催で関連銘柄の一角に動きが出ているほか、来年10月の消費増税に向け、経済テコ入れ策などへの期待が高まることから、全般底上げに伴う出遅れ銘柄、セクターへの見直しや中小型株の個別物色も続きそうです。
任天堂が一段高を志向
ピックアップ銘柄ではポケモンとスイッチを連動させた新サービスを発表した任天堂(7974)が直近高値を上抜き、一段高を志向してきました。ダイキン(6567)、ジャムコ(7408)、ゼンリン(9474)は上げ一服ながら底堅く、下値を狙って問題はないでしょう。短期値幅取り候補では、きょう前場に打診買いを入れたJBR(2453)などが新値をとっており、今後も好業績・好取組銘柄を中心に高値抜けから一段高を期待できる強い銘柄を取り上げていく考えです。
花咲 翁
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