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配当取りや買戻しが下値支え7日続伸
25日の東京市場は7日続伸しました。日経平均は70円高です。前日の米株安と前週末までの連騰による利益確定売りに朝方こそ小安い場面がありましたが、為替が112円台後半の円安に振れていることから配当権利取り狙いや買戻しが下値を支えました。
利益確定売りこなし底堅い
日経平均は7営業で1300円以上上昇しているうえ、米中貿易摩擦問題や日米首脳会談、FOMCの結果が気になるにもかかわらず、利益確定売りをこなして底堅い動きです。東証1部売買代金は概算で3兆3881億円と連日で3兆円を上回り、値上がり銘柄数は1777と前場よりも増え、全体の8割以上を占めました。
全般底上げ続く
あすの9月中間期末配当落ちは160円程度と見られていますが、5日移動平均が下値支持線として意識され、配当再投資に加え、NT修正の動きも続いており、底堅い展開が期待できるでしょう。全般底上げが続くなか、マザーズ指数が続伸し直近戻り高値をとらえており、出遅れている中小型株の見直しも進みそうです。
ラクスルが新値
ピックアップ銘柄ではダイキン(6567)、ジャムコ(7408)、ゼンリン(9474)いずれも堅調で、任天堂(7974)は上げ一服ながら底堅く推移しました。短期値幅取り候補ではグレイス(6541)を噴き値で利益を確定しましたが、打診買いを入れたラクスル(4384)が新値をとっています。引き続き好業績・好取組銘柄を中心に高値抜けから一段高を期待できる強い銘柄を取り上げていく考えですが、一方で出遅れ銘柄にも目を向けたいと思います。
花咲 翁
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