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後場からプラスに浮上
22日の東京市場は3日ぶりに反発しました。日経平均は82円高です。米長期金利上昇への警戒感が根強く、米国株がさえなかったことや米トランプ大統領が中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄を表明したことなども嫌気され、前場は260円超に下げ幅を広げる場面がありました。ただ、売り一巡後は急速に下げ渋り、後場からはプラスに浮上しています。上海株が一段高となり、円が弱含みや時間外取引での米株価指数先物の持ち直し、日銀ETFへの期待が支えになりました。
下値の堅さを確認
やはり、企業業績が好調で2Q決算発表を控えていることが売り込みにくくさせているようです。前週の安値を割らずに切り返すあたり、下値は固まってきたイメージで、中国関連に位置づけられる銘柄や半導体関連など売られてきた好業績株が見直されました。一気に上値を買い上がる状況ではありませんが、下値の堅さを確認したことで、ここからは決算日程をにらみながら、好業績で上振れが期待される銘柄を個別に物色していくことになりそうです。
ソースネクストが新値追い
ピックアップ銘柄ではソースネクスト(4344)が連日の新値で、引き続き緩んだところは拾ておきたいと思います。ダイキン(6367)やジャムコ(7408)、任天堂(7974)、ゼンリン(9474)はいずれも下値抵抗ゾーンまで下げたことで下げ渋っており、押し目買いのタイミングでしょう。短期値幅取り候補では上振れ観測のアドソル(3837)に打診買いを入れたほか、材料の出た直近IPOのチームスピ(4397)を追撃しました。引き続き決算日程と1Qの状況を確認しながら、動きのいい好業績銘柄狙っていきたい考えです。
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