目次
プラス浮上のあと上げ幅広げる
30日の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は307円高です。前日の米国株が安かったことから続落で始まりましたが、売り一巡後は上海株や時間外の米株価指数先物の上昇を支えにプラスに浮上、円安進行に歩調を合わせるかたちで上げ幅を広げました。ここまで売り込まれてきた主力株を中心に買戻しや押目買いが広がり、東証1部の売買代金は概算で4兆406億円に増加、日経平均の上げ幅は420円に迫り、一時2万1500円台を回復しています。
後場に入って買いの勢い増す
出来高と値幅を伴った上昇で、目先底入れが期待できる状況になりました。前場は追い証発生による換金売りなどが上値を抑えていましたが、ファンドの解約売りは峠を越え、月末を控え年金資金の買いが観測されるなど、後場に入って買いの勢いが増しています。あすは日銀金融政策決定会合が開催され、引け後に黒田総裁の会見が控えていることが売り込みにくくさせるでしょう。米国株と為替次第という点は否めませんが、ショートカバーを巻き込んで一段高の展開を期待したいところです。
農業総研がS高
ピックアップ銘柄ではジャムコ(7408)がしっかり、任天堂(7974)は期待通りの好決算を発表しました。短期値幅取り候補では農業総研(3541)がストップ高、日本郵政グループとの提携による業容拡大期待が改めて高まっています。サインポスト(3996)やリソー教育(4714)なども強い動きでした。ただ、他候補については前日までの地合い悪に引きずられ値を崩した銘柄も多く、あす以降の状況を見極めながら戻り売り、あるいは持続の判断をしたいと思います。
コメント