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大幅続伸し高値引け
31日午前の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は463円高と高値引けです。前日の米国株市場でNYダウが大幅高となり、1ドル113円台へドル高・円安が進んだことが追い風になり、輸出株を中心に買いが広がりました。東証1部の値上がり銘柄数は1654と全体の8割近くを占める買い気の強い展開で、売買代金は概算で3兆4851億円と高水準をキープしました。
主力企業の好決算が買い安心感誘う
売り込まれていた半導体関連が前日に続き高く、ソニーやホンダなど上方修正銘柄が買われるなど、主力企業の好決算が買い安心感を誘いました。配当などの金融所得への課税について、政府・与党が来年度の税制改正での増税を見送る方針を固めたと伝わっことから、ショートカバーを巻き込んで後場一段高に進んでいます。連日の大幅高で個人の需給も改善しており、中小型株にも値を飛ばす銘柄が目立ちました。どうやら当面の底が入ったうようです。
農業総研を利益確定
ピックアップ銘柄では上振れ期待のジャムコ(7408)が続伸、任天堂(7974)は通期予想の上方修正がなかったことが失望されましたが、年末商戦への期待が強く、引けにかけ下げ渋りました。短期値幅取り候補では前日ストップ高の農業総研(3541)の利益を確定しましたが、チームスピ(4397)やデサント(8114)、ハリマ化成G(4410)が上値を伸ばしています。他候補については今後の状況を見極めながら戻り売り、あるいは持続を判断する考えです。
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