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NY株高と円安受けほぼ全面高
8日の東京市場は急反発しました。日経平均は401円高です。中間選挙が波乱なく通過したことで、NY株が大幅に上昇した流れを引き継ぎ、リスク選好の動きが広がりました。113円台後半に円安が進んだことも追い風です。前日の日経平均がマイナスで引けていた反動もあって、東証1部の値上がり銘柄数は1733と前引け段階より若干減少しましたが、全体の8割強を占めるほぼ全面高商状でした。
買い一巡後は様子見
ただ、今晩からFOMCが開催されることやあすにSQを控え、買い一巡後は様子見ムードが漂いました。東証1部の売買代金は概算で2兆7261億円にとどまり、2万2500円台を維持できずに引けています。2万2500~2万2700円は出来高の積み上がった価格帯で、エネルギー不足ということでしょう。もっとも、決算への反応は悪くなく、小型成長株も個別に物色されています。SQ明け後の動きを見極める必要はありますが、むしろ、個人投資にとっては中小型株で値幅を狙えるいい地合いではないでしょうか。
サインポスト、チームスピなど新値
ピックアップ銘柄ではカプコン(9697)は戻り売りに押されましたが、ジャムコ(7408)と任天堂(7974)が大幅に続伸し、ハリマ化成G(4410)、タキロンシーアイ(4215)もしっかりです。短期値幅取り候補では追撃買いを入れたサインポスト(3996)、チームスピ(4397)、ドンキホーテ(7532)、が新値をとり、BBSec(4398)も上値を伸ばしました。引き続き好業績株と小型成長株で強いトレンドの銘柄を狙っていく方針で、決算内容と株価の反応を確認しながら、候補を取り上げていきます。
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