決算発表明け後の相場にらむ【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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方向感のない展開

 14日の東京市場は小幅ながら反発しました。日経平均は35円高です。前日の大幅安の反動で買い先行でスタートしたしたが、フシ目の2万2000円に接近したとこからは戻り売りに押し返され、一時下げに転じるなど方向感のない展開でした。為替が113円台後半で落ち着いていることで、下値では買戻しや押し目買いが入りましたが、原油価格が急落していることから、リスク回避の流れが意識され、上値の買いは手控えられたようで、東証1部の売買代金は概算で2兆4905億円にとどまっています。

中小型株物色活発も回転早い

 米ハイテク株高や米国による自動車関税回避が伝わったことで、輸出株は下げ止まりましたが、石油関連や商社を含めた資源株が引き続いて売られ、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1292と全体の6割以上を占めています。一方で決算発表後半は中小型株が主体で、マザーズ銘柄を中心に個別に値を飛ばす銘柄が目立ちました。ただし、出尽くし感から急落する銘柄が散見され、前日の逆行高銘柄も前場の早い段階から利益確定売りに押されるなど、中小型株物色は活発ながら、資金の逃げ足は早く、機敏な対応が必要のようです。

中小型株の個別物色続く

 強いトレンドを見せる中小型株の個別物色が続くとの見方は変えていませんが、ピックアップ銘柄のハリマ化成(4410)やジャムコ(7408)などいずれもきょうは弱含みの展開で、あすの値動きを見ながら押目買のタイミングを図りたいと思います。短期値幅取り候補も同様に、きょうの結果はよくありませんでした。決算発表明け後の相場をにらみながら、銘柄を絞り込んでいきたいと考えています。

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