引き続き中小型株をマーク【正直じいさんの株で大判小判】

続伸も利食い売りに伸び悩む

２１日の東京市場は続伸しました。日経平均は５３円高です。米中貿易摩擦の緩和期待から前週末の米国株式が上昇、為替がドル高・円安に振れ、上海株が堅調に推移したことも追い風になり、リスクオンの流れが続きました。ただ、東証１部の売買代金は概算で１兆９４３２億７０００万円と低調で、買い一巡後は利益確定売りに伸び悩み、マザーズ指数が大引けにかけ下げに転じるなど、値動きの良かった中小型株にも値を消す銘柄が目立っています。

日経平均はＧクロス

一方で、業績悪化を織り込んで日本電産が続伸したほか、資源関連や海運など低迷していたセクターへの買い戻しが進み、底堅い動きでした。日経平均は日足がゴールデンクロスしています。あすは米国市場が休場で、海外勢のフローが限られることから、薄商いでこう着感の強い展開が予想されますが、２２～２３日に開かれる日銀金融政策決定会合では現状維持がコンセンサスながら、ＥＴＦ買入れ比率について、ＴＯＰＩＸ型を引き上げるとの見方があり、引き続き強い動きを見せる中小型株をマークしたい考えです。

ピックアップ銘柄は様子見

ピックアップ銘柄のハリマ化成(4410)は朝高のあと伸び悩み、ソースネクスト(4344)は続落で、切り返しのタイミング待ち。短期値幅取り候補も同様に利益確定売りに押されました。あすの動きを見極めたうえで、持続、あるいは損益確定の判断をしたいと思います。

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