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膠着感強いが底堅い
27日の東京市場は反発しました。日経平均は107円高です。パウエルFRB議長の議会証言で米利上げ見送り観測が強まったことから買いが優勢でした。為替が110円台30銭台まで円が強含んだことで輸出株への買いは手控えられましたが、医薬品や建設、不動産など内需株が買われ、相場を支えています。日中値幅は100円を下回る膠着感の強い展開ではありましたが、下値では買い戻しが入り底堅く推移しました。
新興バイオとIPO人気続く
新興市場では前日まで3日連続ストップ高のアンジェスはさすがに上げ一服となりましたが、序盤からは下げ幅を縮めており、ラクオリアがストップ高、オンコリスも大幅高に買われるなど、バイオ株が引き続き人気を集めました。前日にマザーズへ上場したリックソフト(4429)が公開価格の2.3倍で初値を付け、きょう2部に上場した東海ソフト(4430)も公開価格を90%上回る初値となるなどIPOも快調で、全般膠着感が強まるなか、あすも値動きの軽い新興銘柄を中心に中小型株の個別物色が続きそうです。
ウォンテッドリなど大幅高で新値
ピックアップ銘柄では5G関連のアンリツ(6754)はしっかり、MCJ(6670)やハリマ化成(4410)も底堅く推移しました。短期値幅取り候補はsantec(6777)を噴き値で利益を確定する一方、追撃買いを入れたウォンテッドリ(3991)や打診買いのサニーサイド(2180)が大幅高で新値をとっています。あすも新興銘柄を中心とした強いトレンドの中小型株の噴き値を狙っていきたいと思います。
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