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薄商いに方向感のない展開
6日の東京市場は小幅ながら反落しました。日経平均は2円安です。やや売りに傾いて始まった後は買い直されプラスで推移していましたが、上値を追う動きはなく、引けにかけ手じまい売りに押されました。東証1部の売買代金概算は1兆8427億円と2兆円を割り込み、値下がり銘柄数が1400と全体の7割近くを占めています。
輸出株は買戻しが下値支える
全般底堅さは意識されるものの、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄が指数を支えており、あすに米雇用統計の発表を控え、模様眺め気分が強く、薄商いに方向感のない展開でした。全般膠着商状のなか、引き続き中小型株の一角が物色されましたが、資金の逃げ足は速く、短期資金は出遅れや低位株にシフトしています。また、米中貿易協議が予定されるG20まではリスクを取りにいく動きは限られるでしょうが、売り込まれた輸出株は買戻しが下値を支えると見ています。
エイトレッドが新値追い
ピックアップ銘柄ではイボキン(5699)は上げ一服ながら、そーせい(4565)は下げ渋りました。短期値幅取り候補ではエイトレッド(3969)が新値を追い、リボミック(4591)がストップ高、AKIBA(6840)やオーケストラ(6533)、NEWART(7638)もしっかりです。ショートではRPA(6572)が直近安値を割り込みました。引き続き強い銘柄に絞り込んで値幅を狙う考えですが、値動きの鈍った銘柄にはショートでもチャンスがありそうです。
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