決算内容を確認して慎重に対処【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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円高重しで3日ぶり反落

 16日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は150円安です。週明けの米国株市場ではダウ、ナスダック指数ともに最高値を更新しましたが、107円台まで入った円高が重しになりました。東証1部売買代金概算は1兆7423億円と10営業日連続の2兆円台割れの閑散商状で、小安く寄り付いた後ジリジリと下げ幅を広げる軟調な展開です。後場は日銀ETF買い買い観測で下げ渋りはしましたが、安値圏で小動きに推移しました。

そーせいは売買代金トヨタを上回る

 中国の19年4~6月実質GDPが前年同期比6.2%成長と1992年以降の統計で最低の伸びとなったことで、米中貿易摩擦の影響による中国の景気減速が改めて警戒され、1Q決算発表を控えて輸出企業の業績への懸念が買いを手控えさせたようです。ただ、決算など材料に対する中小型株の反応は悪くなく、中長期投資のピックアップ銘柄として推奨しているそーせい(4565)がジェネンテック社との提携発表を手掛かりに一時S高まで買われ、売買代金はトヨタを大き上回りました。

ベイカレントを噴き値売り

 このほか、ピックアップ銘柄ではハリマ化成(4410)がしっかり、日ホスピス(7061)は底堅く、チームスピ(4397)はリバウンドのタイミングに入ったと見ています。期値幅取り候補ではベイカレント(6532)を噴き値で利益確定する一方、システム情(3677)やソフィアHD(6942)に追撃買いを入れ、MSOL(7033)などを買い直しました。中小型好業績株、材料株の個別物色が続いていますが、資金の逃げ足の速さに注意しながら、決算内容を確認したうえで慎重に対処したいと考えています。

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