目次
買戻しや自律反発狙いの買い優勢
8日の東京市場は5日ぶりに反発しました。日経平均は76円高です。小高く寄り付いたと下げに転じる場面がありましたが、売り一巡後は買戻しや自律反発狙いの買いが優勢になりました。後場は手がかり材料に乏しいなか、あすにSQを控えて買い手控えられ、やや上げ幅を縮めましたが、東証1部の売買代金は連日で2兆円を上回り、値上がり銘柄数は1088と過半を占めています。
個別にストップ高銘柄続出
中国人民銀行が人民元の基準値を前日終値よりも元高・ドル安の水準に設定したことで、過度な為替相場への警戒感が後退、ドル円が106円台で落ち着いたことが安心感を誘いました。半導体関連などハイテクセクターを中心に買い直され、ソフトバンクグループは朝高のあと値を消しましたが、決算への反応は悪くなく、個別にストップ高銘柄が続出しています。ただ、資金の逃げ足は速く、機敏な対応が必要と感じています。
ホープがS高で最高値
ピックアップ銘柄ではNEC(6702)が堅調で、イボキン(5699)や日ホスピス(7061)も好業績期待が強く、切り返してきました。短期値幅取り候補では好決算発表のレーザーテク(6920)を噴き値で利益を確定しましたが、事業規模急拡大を見込んだホープ(6195)がストップ高で最高値更新、ヨコオ(6800)は一段高に買われ、アドバンテ(6857)も急反発しています。値を崩していた他候補銘柄も出直りの動きを強めており、トータルで利益を出せる状況になってきました。
by 株価チャート「ストチャ」
コメント