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前日急落の反動で買戻し優勢
27日午前の東京市場は反発、日経平均は248円高です。トランプ米大統領が中国との貿易協議再開に意欲を示したことから米国株が反発、前日の急落の反動で買戻しが優勢になりました。ただ、過度な不安心理が和らいだものの、米中摩擦問題は日々見方が変わっていることから、上値を追う動きは限られています。前場段階の東証1部売買代金は7500億円弱と閑散商状が続き、日経平均はこの日の高値水準で推移しているものの、上げ幅は前日下げ分の半分程度にとどまっています。
材料株も好需給銘柄も上値追いには慎重
ただ、短期資金は材料株や好需給銘柄に向かいやすい状況に変わりはありませんが、上値追いには慎重な様子がうかがえ、推奨名銘柄で前日逆行高のツクルバ(2978)やマーケットエンタ(3135)、吉野家(9861)に加え、高値圏で動きの鈍ったブシロード(7803)も利益を確定しました。アンジェス(4563)は「コラテジェン」の公定価格報道への失望感からストップ安まで売られており、痛い損失となりますが、値が付いたところから戻り売りで対処したい考えです。
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