資金の逃げ足の速さに注意【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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米中対立先鋭化を警戒

 2日の東京市場は反落しました。日経平均は84円安です。米中双方が追加関税を発動したことから対立先鋭化を警戒、時間外の米株価指数先物が下落したことを受け、売り先行で始まりましたが、一巡後は下げ渋る動きでした。もっとも、8月の中国製造業PMIが予想を上回り、上海株が切り返したものの反応は鈍く、戻りは限られました。

下値の堅さは意識

 東証1部売買代金は概算で1兆3299億円と今年最低、14年4月下旬以来約5年4カ月ぶりの低水準に落ち込んでおり、エネルギー不足が否めません。日経平均の日中値幅は50円程度にとどまり、後場はさらに膠着感を強めました。ただ、下値の堅さは意識されており、個別に中小型材料株が物色され、マザーズやジャスダックは上昇しています。

マーケットエンタを噴き値売り

 短期値幅取り候補では前場にマーケットエンタ(3135)を噴き値で利益を確定しましたが、後場は前週末終値水準まで上げ幅を縮めました。短期資金が中小型材料株や好取組銘柄に向いやすい状況には変わりはありませんが、一旦値動きが鈍ると一気に利食いに傾くケースが目立っており、資金の逃げ足の速さに注意は必要です。一方、ショートではスプリックス(7030)などを利益確定しました。引き続き個別に動きを見極めながら、売り買い柔軟に対応していきますが、全般底堅く推移していることから、底値圏にある銘柄の空売りは避ける考えです。

株式情報と相場見通し

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