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買い手なくジリ貧商状
25日の東京市場反落、日経平均は23円安です。前日の米株市場は半日立ち合いで動意に乏しく、手がかり材料難のなか小口の売りに押されました。下値は限られましたが、海外投資家がクリスマス休暇で買い手がなく、薄商いにジリ貧商状です。東証1部売買代金は概算で1兆992億円と今年最低を記録した前日を下回り、12年12月12日以来、約7年ぶりの低水準に落ち込んでいます。
中小型株の短期売買続く
1部市場はまさに開店休業状態ですが、一方でマザーズ指数やジャスダック平均は高寄りの後も上げ幅を広げています。きょうマザーズに上場したAI inside、WDBココはともに大きく水準を切り上げ、買い気配のままに引けるなどIPOも活況でした。あすも海外投資家の参戦がなく閑散商状のなか、直近IPOを中心にした中小型株の短期売買は続きそうです。
手間いらずやチエルを噴き値売り
ただ、資金の逃げ足は速く、推奨銘柄では手間いらず(2477)やチエル(3933)を噴き値売りするなど、利益確定を優先しました。海外投資が戻ってくる27日からの先物、為替を含めた動きと物色の流れを見極める必要があると考えており、一旦ポジションを圧縮する方向で動いています。
by 株価チャート「ストチャ」
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