目次
感染拡大でリスク回避
27日の東京市場は大幅に落しました。日経平均は483円安です。新型肺炎の感染拡大が世界経済に与える影響が懸念され、リスク回避の売りに大きく値を崩しました。中国やアジア市場は休場でヘッジ売りが東京市場に集中しており、一時下げ幅を510円近くに広げています。前週末の米国株安に続き、時間の米株指数先物が下落、108円台まで進んだ円高も重しで、後場も安値圏での推移が続きました。
インデックスに振らされる状況続く
主力株を中心に売り圧力が強まり、東証1部の騰落銘柄数は値下りが1961と9割以上を占める全面安商状です。一方で新型肺炎に関連する銘柄に短期資金が向かい、マスクのほか臨床試験や医薬品などに物色が広がりました。あすは週明けの米国市場次第で一段の波乱もありそうですが、バグダッドの米大使館がロケット弾攻撃を受けたと伝わるなど、地政学リスクも警戒され、インデックスに振らされる状況が続きそうです。
逆行高銘柄に買い
ただ、推奨銘柄も軟調ながらほとんどが上昇トレンドを維持しており、前場はエムアップ(3661)やカナミックN(3939)、カプコン(9697)など25日線近辺で下げ渋っている銘柄に押し目買いを入れました。午後からは医学生物(4557)や日ホスピス(7061)、MSOL(7033)の逆行高銘柄に追撃買いを入れており、引き続き上昇トレンドを維持する好業績銘柄の押し目を狙っていきたいと思います。
by 株価チャート「ストチャ」
大阪・船場発の経済情報マガジン 経済市場新聞 economypress
「新時代になった株式市場に大チャンスが来る」2月22日(土)第4回 株式セミナー in大阪
コメント