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欧米株高受け買戻し
29日の東京市場は3日ぶりに反発しました。日経平均は163円高です。欧米株が総じて高く、短期的な突っ込み警戒感から買戻しが優勢でした。新型肺炎感染拡大へのリスクが意識され小幅に下げる場面もありましたが、円弱含みや時間外の米株価指数先物高が支えとなり、大引けにかけて高値圏で推移しました。もっとも、先物主導の動きで東証1部売買代金は概算で1兆9685億円と2兆円に届いていません。
決算への反応見極め
3Q決算発表が本格化するなか、信越化やエムスリーなど決算を手掛かりにした好業績や今後の収益回復を見越した物色がみられましたが、一方で中小型株には好決算でも出尽くし感や期待に届かなかったとして売り叩かれる銘柄が目立ちました。高値圏にある銘柄は好業績でも決算発表をきっかけに一気に利益確定に傾く傾向があり、今しばらくは反応を見極める必要があると考えています。
医学生物の損失確定
推奨銘柄も好業績を発表した医学生物(4557)が利食い売りに急反落しており、やむなく損失を確定しました。当面は決算発表日程をにらみながら好業績株を物色していくことになりますが、今しばらくは様子を見守る必要がありそうで、きょうは昨年12月IPOのJMDC(4483)と週足が陽転した日ホスピス(7061)への買いにとどめました。
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