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2万3000円回復し高値引け
8日の東京市場は大幅に6日続伸しました。日経平均は大引けにかけ上げ幅を広げ314円高と高値引けです。予想外の雇用統計の急改善を好感して前週末の米株市場でダウが800ドルを超える大幅な上昇となった流れを引き継ぎ、買いが優勢でした。過熱感が意識されるなか、約3カ月半ぶりに2万3000円台を回復したこともあり、高寄りのあとは膠着感を強めていましたが、後場に入ると買戻しに強含んでいます。
好需給背景に循環物色続く
経済再生期待を背景に原油価格が大幅に上昇し、ドル高・円安基調が進んだことを支えに、鉱業や鉄鋼などの景気敏感セクターを中心に金融や空運などの上昇が目立つ一方、ジャスダック平均、マザーズ指数ともに続伸するなど、中小型株も堅調でした。日経平均は新型コロナ感染拡大を嫌気した下落をほぼ回復しており、利益確定売りや戻り売りが出やすい水準ではありますが、好需給を背景に循環物色が続いています。
イノベーションが急反発し新値
推奨銘柄ではイノベーション(3970)が急反発し年初来高値を更新、HENNGE(4475)やMacbeeP(7095)も最高値をうかがうなどおおむね堅調に推移しました。ただ、ニイタカ(4465)が小幅ながら下げに転じるなど高値警戒感から伸び悩む銘柄も散見され、エムスリー(2413)とテクマトリクス(3762)を利食って銘柄を絞り込んでいます。引き続き動きのいい中小型株で値幅を狙う考えですが、噴き値は確実に利益を確定したいと思います。
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