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反発し高値圏で引ける
10日の東京市場は反発しました。日経平均は202円高です。前日の米国株市場でダウやナスダックなど主要株価指数が揃って急反発に転じたことから、主力株を中心に買戻しが優勢でした。前場は戻り待ちの売りに上値は重く、朝高のあと伸び悩んでいましたが、後場に入ると時間外の米株価指数先物が上昇に転じたことで、前場の高値を上回りきょうの高値圏で引けています。
中小型は伸び悩む銘柄目立つ
一方で、マザーズ指数は朝高の後上げ幅を縮め後場下げに転じ、ジャスダック平均も後場から値を消す展開で、中小型株は伸び悩む銘柄が目立ちました。ソフトバンクGが下げ渋りから反発に転じたことは安心感を誘いましたが、業種別騰落率で海運がトップに立つなどバリュー株シフトが意識されたようで、直近高値圏にあった銘柄は戻り売りに上値を抑えられています。
ラクスやカプコンはしっかり
推奨銘柄についてもラクス(3923)やカプコン(9697)はしっかりでしたが、KIYO(7353)は朝高のあと上げ幅を縮め後場は下げに転じるなど、いずれも上値が重い状況でした。新型コロナが終息するまでは、グロース株を主体にバリューとの循環物色が続くとの見方は変えていませんが、SQ通過後の需給動向と物色の流れを見極めながら慎重に対処したい考えです。
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