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91年6月以来の高値水準に上昇
16日の東京市場は急反発しました。日経平均は521円高です。前週末の米国株が大幅に上昇し、朝方に発表された7~9月期実質GDPが予想を上回ったことを受け、買い先行で始まりました。ギャップアップして寄り付いた後も時間外の米株価指数先物高を追い風に先物への買いを交えて上げ幅を広げ、91年6月以来の高値水準に上昇しています。
循環物色による底上げ続く
新型コロナワクチン開発の進展による経済回復への期待から景気敏感株が買われた米株市場の流れを引き継ぎ、出遅れのバリュー株の上昇が相場を押し上げています。一方でマザーズ指数は4営業日ぶりに反落しており、グロース系の中小型株には伸び悩む銘柄が目立ちました。ただ、物色の流れの変化には注意する必要はありますが、結局は循環物色による全般底上げが続いており、決算内容と値動きを見極めながら個別に対処していく考えです。
サイバーダインはHALの本格普及期待
推奨銘柄では医療用ロボットHALの本格普及期待からサイバーダイン<7779>がストップ高に買われ、好決算発表のミダック<6564>や上方修正を発表したFフーズ<2929>、上振れ期待の松屋R&D<7317>が大幅高、エムスリー<2413>も堅調に推移しました。一方で決算が不振だったフィーチャ<4052>やHENNGE<4475>など数銘柄の損失を確定して銘柄を絞り込みました。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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