3万円で驚くな!【潮流】岡山 憲史

潮流|証券市場新聞
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各国にも協調的な追加策を促す

イエレン米財務長官は2月12日の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、新型コロナウイルス危機からの脱却へ「今こそ大胆な財政出動に踏み切るときだ」と主張した。バイデン米政権は1.9兆ドル(約200兆円)の追加対策を実行しようとしている。日本とヨーロッパは景気回復がもたついており、各国にも協調的な追加策を促した。

イエレン氏は財政出動の必要性を完全に理解

米連邦準備理事会(FRB)前議長のイエレン氏は財政出動の必要性を完全に理解している。残念な事に日本は全く理解していない。日本が20年間デフレ経済から脱却できず、経済が衰退した最大の原因は必要な財政出動をしなかったからだ。ようやく昨年からMMT理論が広まり、少しずつ財政出動の必要性を理解し始めた。日欧は新型コロナで再び経済活動の制限を余儀なくされ、景気に停滞感がある。イエレン氏は米国が大型の追加財政出動に踏み切る考えを強調し、各国にも「G7として、現時点でできうる追加的な経済支援策に注力すべきだ」などと訴えた。

失った30年を取り戻せ

日本経済はバブル崩壊後、長期の停滞期に入り、名目GDP(国内総生産)は90年に3.1兆ドルであったが現在は5.1兆ドルにとどまる。米国は6兆ドルから21.9兆ドルに拡大した。米ダウ工業株30種平均はこの30年間で3000ドルから3万1000ドルと10倍になった。日本が米国と同じように株価が上昇していれば日経平均は30万円になる。日経平均が3万円台に上昇して驚いていてはダメだ。30年前の水準に戻ったと言う事は30年間上昇しなかったと言う事だ。まさに失われた30年だ。

日本が進むべき壮大なビジョンを示せ

この30年の間、個人は株を一貫して売り続け、売越額は68兆円に達した。90年度末に20.4%だった個人の持ち株比率は2019年度末に最低の16.5%に低下した。日本人が手放した株を一手に引き受けたのが外国人だ。外国人の持ち株比率は90年度末の4.7%から17年度末には30.3%に上昇した。12年末からのアベノミクス相場が一巡すると、外国人は売り手に回った。受け皿となったのが、上場投資信託(ETF)の購入を拡大した日銀だ。日銀保有のETFは昨年末で46.6兆円。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の45.3兆円を超え、日本株の実質的な筆頭株主になった。日本が失った30年を取り戻すには大胆な財政出動を行い、日本が進むべき壮大なビジョンを示すことである。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はkaizen Platform(4170)、ココペリ(4167)、プレイド(4165)。
2月22日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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