【潮流】岡山 憲史~今のアメリカは日経平均21万3000円の世界

潮流|株式市場新聞

 

経済には株価上昇が重要

3月1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は2万1115ドルと過去最高値を更新した。
日本はどうだろうか。3月1日の日経平均は1万9393円である。では現在の米国株式市場を日経平均に置き換えるといったいいくらになるだろうか。1987年から1989年までのバブル期を除いた1987年始めの日経平均は1万8820円と現在とほぼ同じ水準だ。1987年始めのダウ工業株30種平均は1927ドルであった。現在のダウ工業株30種平均は1987年から30年で約11倍にもなった。バブル期を除いて日経平均が米国同様に11倍上昇したとすれば現在、日経平均は約21万3000円になっている。驚くべき価格である。
日経平均21万3000円の世界が現在のアメリカである。日本人には想像がつかないだろう。日経平均株価が21万3000円になっていたら日本の社会はどうなっているだろうか。日本の経済力は相当強くなっており、日本社会は活気に満ちあふれていたに違いない。賃金の増加で国内消費は拡大し、企業の成長力が増すことで、国の税収が大幅に増加し、年金や介護、医療費など社会保障の予算も全く心配することなく国民が豊かな生活と老後を送ることができていただろう。公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用する国内株式は約33兆円である。単純に11倍すると363兆円となり、330兆円の増加となる。現在の社会保障費32兆円の約10倍となる金額が増加するのだ。
株価を上昇させることが日本や国民、企業に利益をもたらす。国民を豊かにさせ、安心して生活を送ることができるのだ。これが本来、政治家が目指すものだ。株価を上昇させることが如何に重要な政策か、アメリカは理解していても日本の理解力は不足している。株式は不動産と違って上昇しても弊害は一切ない。アメリカの政策当局は株価の上昇が如何に米国経済に重要であるかを知っている。日本の政策当局も早く気付いてもらいたい。
潮流銘柄はフィルカンパニー(3267)、RS Technologies(3445)、セグエグループ(3968)。

 

 

 

 

◆岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール◆

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

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