「高市相場」への号砲が鳴った!
ついに高市早苗氏が新内閣を発足させた。女性初の本格保守政権として、政治の刷新と経済再生への期待が一気に高まっている。マーケットでは早くも「高市相場」への号砲が鳴ったとの声が上がり、株式市場には明るいムードが漂う。
積極財政・成長重視
高市新総理の経済スタンスは一貫して「積極財政・成長重視」だ。インフレを恐れて金融・財政を絞る緊縮路線とは一線を画し、「経済成長を最優先課題とする」姿勢を鮮明にしている。大規模補正予算や所得減税、科学技術投資の強化など、アベノミクスの継承・発展型とも言える政策を掲げる点が、投資家心理を大きく押し上げている。
財政出動とインフラ再整備
まず注目されるのは、財政出動とインフラ再整備である。防災・老朽化対策、地方創生などを掲げ、公共投資関連銘柄に資金が流入している。大成建設、鹿島、インフロニア・ホールディングスといったゼネコン株が買われている。次に、エネルギー政策の現実路線化だ。電力安定供給のため、原発再稼働や次世代型原子炉の開発に言及したことで、電力・原子力関連株が軒並み上昇。INPEX、関西電力、三菱重工などが市場の主役に躍り出た。
日米連動テーマ株
さらに、防衛・半導体・AIへの重点投資も期待が高まる。
安全保障と産業競争力を両輪とする政策は、IHI、川崎重工、フジクラなどの銘柄に追い風となっている。とりわけAI・半導体分野は、トランプ再選による米国との技術連携強化が期待され、「日米連動テーマ株」として注目度が急上昇している。特にソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロンは日経平均寄与度が高く、上昇の立役者だ。安倍政権でアベノミクスが日本株を大相場へ導いたように、いま再び「政治の変化」がマーケットを動かそうとしている。
日経平均5万円は通過点
積極財政、成長戦略、安全保障投資といった三本柱がそろえば、日経平均5万円は通過点だ。高市政権の誕生は、単なる政権交代ではなく、日本経済の「再起動スイッチ」である。投資家は、この変化の波を大チャンスとして、長期的な視点で捉えることが必要だ。
潮流銘柄は?
潮流銘柄はIHI(7013)、インフロニア・ホールディングス(5076)、フジクラ(5803)。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。
代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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