AIインフラへの資金流入加速【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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レンジ相場から抜け出す

4月27日の米株式市場でハイテク株の多いナスダック総合指数が過去最高値を更新した。半導体の代表銘柄であるエヌビディア株が約半年ぶりに最高値を更新した。昨年10月の高値更新後から今年4月上旬にかけてのレンジ相場から抜け出した。

AIの普及が着実に進んでいる

レンジ相場から抜け出すきっかけとなったのは、インテルやテキサス・インスツルメンツ(TI)といった半導体株の好決算だ。人工知能(AI)の開発と活用が急速に広がるなか、その恩恵を最も受けやすい代表格としての地位は揺らいでいない。時価総額が5兆ドルを超えて首位を走る。
イラン情勢は不透明感が続き、インフレや経済の先行きは曇っている。そのなかでもAIの普及が着実に進んでいるとの観測を背景に、半導体関連を中心にAIインフラ関連銘柄に資金流入が活発になった。

史上最速の大台替わり

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は18日連騰の記録、半導体関連への買いが勢いづいた。27日の日経平均株価の終値が6万0537円36銭と過去最高値を更新し初めて終値で6万円台に乗せた。一時、6万0903円95銭を付けた。2025年10月の5万円到達から半年で1万円上げ、史上最速の大台替わりとなった。

日経平均は7万8000円台まで上昇余地

今回の上昇相場の起点を米オープンAIが「チャットGPT」を公開した2022年11月30日に置くと、日経平均は2万7968円だ。これを起点としてAI相場が続いているとするならば、日経平均の上昇率は2.1倍となる。単純にアベノミクス相場の上昇率を掛け合わせると、日経平均は7万8000円台まで上昇余地が広がる。

資本コストや株価を意識した経営

企業はコーポレートガバナンス(企業統治)改革の一環で資本効率の改善をはかり、自社株買いを進めた。海外投資家がそれを評価し、日本株に資金を投入した。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は19年に伊藤忠商事や三菱商事など5大商社への投資を始めた。同時期に東京証券取引所から上場企業に対して「資本コストや株価を意識した経営」が要請されたことも重なり、日本株の上昇は加速した。
23年3月末に2万8041円だった日経平均は3年で2倍以上になった。海外投資家と企業の自社株買いが日本株の牽引役となった。今回も海外投資家の買いが相場を牽引している。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はツガミ(6101)、パワーエックス(485A)、SWCC(5805)。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。

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