上昇の買い主体は海外投資家の現物買い【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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フジクラがストップ安

14日の東京株式市場で日経平均株価は一時、527円上昇し、6万3799円を付け、過去最高値を更新した。終値は618円(0.98%)安の6万2654円で引けた。決算発表がピークを迎える中、午後2時に人工知能(AI)関連株としても注目が高いフジクラが決算発表した。事前の市場予想を大幅に下回った。これを受け、株価は1500円(19.09%)安の6355円とストップ安となった。

キオクシアの売買代金が単一で2兆円超え

フジクラの下げは日経平均株価を300円以上押し下げる影響があった。午前に上場来高値を更新していたキオクシアホールディングスにも連想売りが波及し4%安で終えた。キオクシアの売買代金が2兆4245億円と、単一銘柄の日中取引として初めて2兆円を上回った。AI・半導体関連株は4月以降、成長期待から株価が先行して切り上がってきた。

海外投資家は6週連続で買い越し

JPモルガン証券の集計では、8日時点で東京エレクトロンやアドバンテストなどを含む「電機精密」セクターの26年度の純利益予想は前年度比6割増になるという。フジクラなどの売りが膨らむ一方、期待を裏切らない利益成長が確認された銘柄は引き続き買われている。5月第1週(7~8日)の投資部門別株式売買動向によると、海外投資家は6週連続で買い越した。買越額は1兆2351億円だった。

今と15年6月で異なるのは?

野田佳彦元首相が衆院解散の意向を示した12年11月第2週を起点とすると、その後の累計の買越額は直近で21兆6000億円に達し、15年6月の「アベノミクス相場」のピーク時(20兆9446億円)を上回った。今と15年6月で異なるのは、海外勢による株価指数先物の売買動向だ。当時は累計で3兆円程度の買い越しだったのに対し、足元では17兆円あまりの売り越しとなっている。日中の先物の値幅が高値・安値で1000円を超える乱高下は珍しくない。シンガポールSGX市場との裁定取引も活発だ。米国シカゴでも日経225先物は取引されており、東証の取引売買動向だけ見ても実態は捉え難い。

長期マネーが指数を押し上げる

先物のような短期マネーではなく長期マネーが現物株にしっかりと入り、株価指数を押し上げている。高市早苗首相による成長戦略への期待も継続していることから今後もアベノミクス時を大きく上回る海外勢の現物株買い越しが見込める。

潮流銘柄は?

潮流銘柄は富士電機(6504)、ブイ・テクノロジー(7717)、古河電気電工業(5801)。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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