素晴らしき収益モメンタム(FEMO)【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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半導体関連買いで最高値

日経平均株価は5月27日に6万6428円を付け過去最高値となった。6万6000円台に初めて乗せた。これは指数寄与度の高い半導体関連セクターへの買いが原動力となっている。米国では27日に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1万3000の大台に乗せ、過去最高値となった。

FEMOとは?

米株式市場は楽観的なムードが支配している。人工知能(AI)の拡大が米企業に高成長をもたらすとの期待が増幅しているためだ。半導体関連銘柄を中心にアナリストによる業績予想の上方修正が相次ぐなか、強気派から飛び出た「素晴らしき収益モメンタム(Fabulous Earnings Momentum:FEMO)」という造語が注目を集めている。アナリストが企業の収益見通しやデータに基づいて業績予想を上方修正する動きが広がりをみせる状況を指している。

過熱感は限られ耐久性がある

フィラデルフィア半導体株指数(SOX)のPERは25倍台だ。SOXが昨年末比で80%あまり上昇しているにもかかわらず、PERは昨年末(26倍台)から大きく変わっていない。予想1株利益(EPS)の切り上がりだけで株高を説明できる状況だ。予想PERが過去のピーク水準を下回るなど過熱感は限られ、耐久性がある。世界的な半導体株人気は当面続きそうであり、東京市場でも同関連株に押す場面があれば買いの展開が続きそうだ。

「スーパーサイクル」に突入?

半導体セクターの27年3月期の業績見通しは、生成AI市場の拡大を背景に好調な業績が続くとみられている。一部で半導体需要に関してシリコンサイクルの枠を超えた「スーパーサイクル」に突入しているとの見方も浮上している。2027年3月期の半導体製造装置などを含む「電気機器」は前期比で57%増の6兆881億円の純利益が見込まれており、これは同時に日経平均の上値余地を示唆するものだ。

過熱なき熱狂は簡単に冷めない

イラン情勢は引き続き不透明で波乱要因であることは間違いない。最も、近く戦闘が終結し6月にもホルムズ海峡が開放されてインフレ懸念による「需要破壊」のリスクが後退すれば、収益拡大をフックにした株高トレンドは確固たるものになるとの見方は多い。半導体への一極集中というポジション面での偏りは否めないが、過熱なき熱狂は簡単に冷めそうにない。

潮流銘柄は?

潮流銘柄は三菱電機(6503)、日本ケミコン(6997)、QPSホールディングス(464A)。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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