日本株の強さを改めて感じる
6月25日の日経平均株価は3191円37銭(4.61%)高の7万2366円34銭で終え、3日ぶりに終値ベースで過去最高値を更新した。上げ幅は歴代1位で、一時は3400円を超えた。人工知能(AI)・半導体関連株を中心に幅広い銘柄が買われた。前日まで日経平均は6月22日に付けた過去最高値7万2831円から24日の安値6万8461まで2日間で4370円急落した。この急落で、AI・半導体相場も調整色が強まり下値不安が強まった。しかし、その不安は1日で解消した。日本株の強さを改めて感じさせる大幅上昇となった。
海外投資家が日本株を買う背景
米国株を凌ぐ日本株の上昇の主体は海外(外国人)投資家の現物買いである。6月第3週(15~19日)の投資部門別株式売買動向(東証と名証の合計)によると、海外投資家(外国人)の買越額は1兆562億円だ。この週に日経平均株価は5230円(7.92%)上昇し、週間の上げ幅としては過去最大を記録した。海外投資家が日本株をこれほどまで買う背景にはAI・半導体の成長性と日本経済の成長に期待しているからだろう。
フィジカルAIに10.5兆円を投資
高市首相は経済財政諮問会議で、2040年度までの新たな中長期の経済財政計画を策定する方針を打ち出す。政府は人工知能(AI)・半導体などの戦略17分野を巡り、2040年度までに官民で総額370兆円超を投資する計画をまとめた。他の分野も含めた40年度の単年度での国内民間設備投資は現状目標(200兆円)を上回る230兆円超になると試算した。人工知能(AI)を用いてロボットなどを自律的に動かす「フィジカルAI」に、官民で2040年度までに10.5兆円を投資する。
フィジカルAIを目玉事業
政府はフィジカルAIを目玉事業に位置付ける。工場の自動化や無人搬送、インフラ点検など幅広い用途を想定する。製造や物流、建設といった人手不足が深刻な分野の現場工程をAIとロボットで代替することで、生産性の抜本的な向上をめざす。50年の市場規模として50兆ドルが見込まれるとの見方がある。とりわけAIロボット市場は30年ごろから急拡大し、40年に60兆円規模へ成長するとの予測がある。投資により日本企業の供給力を引き上げる。来月に発表される「骨太の方針」が市場に評価される内容なら、日本経済の復活はこれから始まる。
潮流銘柄は?
潮流銘柄はニコン(7731)、ADEKA(4401)、NGK(5333)。
岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。
代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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