潮流|証券市場新聞

徐々に落ち着きは取り戻す

米ダウ平均は2月9日の安値2万3360ドルから27日の高値2万5800ドルまで2440ドル(10.4%)上昇した。VIX指数は50.3ポイントから15.2ポイントまで70%急落。日経平均は14日の安値2万950円から2万2502円まで1552円(7.4%)戻した。日経平均VIは38.3から19.75まで48%急落。米国債権市場とドル円相場も徐々に落ち着きを取り戻して来ている。

期待はずれで売り仕掛け

ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が初の議会証言で米景気に楽観的な見通しを示し、利上げペースが加速する可能性が意識されると日米の株式は大幅下落となり、VIX指数も急上昇となった。ヘッジファンドはパウエル議長が株価急落に言及し、場合によっては利上げの時期をずらすことを期待していたのだろう。期待はずれになったことを理由に売りを仕掛けただけだ。

プログラム売買で激しく上下

特に日経平均はヘッジファンドによる「日経225先物と日経VI指数」のする。個人投資家の参加する余地が無い。一部の個人投資家は日経225先物が無い新興市場で売り買いを行っているに過ぎない。

海外勢の売越額は約4兆8000億円

今年に入って2月第2週までの海外勢の売越額は約4兆8000億円に達した。この数字は現物株と株価指数先物を合わせたもので、先物は76%に当たる3兆7000億円の売り越しだった。先物売りはいずれ買い戻しが入るため、潜在的な買い要因になる。海外勢による先物の売越額のうち、特に短期的な視点の投資家が売買の中心とされる日経225先物は約6割とされる。裁定取引の解消の影響などを除くと1兆~1兆5000億円が日経225先物の売り持ち高となる。この売りが買い戻しにつながれば日経平均は急騰することになる。

225先物を売り叩きも限界か?

3月9日は株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日だ。このタイミングで日経225先物の買い戻しが進み、日経平均の上昇トレンドが鮮明になることが予想される。SQまでが買いのチャンスとなる。2月から売りを仕掛けたヘッジファンドは買い戻すタイミングを計っていると考えられる。2番底の恐怖に怯える投資家を捉えて短期的に売りを仕掛け、逆手に買い戻しを進めることが予想される。日経平均VX指数といった恐怖指数を利用して225先物を売り叩くことも限界に近い。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はファンケル(4921)、アイビーシー(3920)、SBSホールディングス(2384)。




相場見通し

3月5日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

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