潮流|証券市場新聞

連結ベースでの予想株価収益率(PER)は12.64倍

 2月からの株式市場の急落相場はようやく正常化に向かって行きそうだ。
 日経平均をひとつの銘柄と見立てて3月6日終値で試算した連結ベースでの予想株価収益率(PER)は12.64倍だ。日本経済新聞社の業績予想をもとにした日経平均の予想一株当たり利益は1694.44円と前日比で11.07円増加し、過去データとして遡及できる1995年7月以降で過去最高を更新している。

日経平均は2万7000円に達しても不思議ではない

 PER14倍で2万3722円、15倍で2万5416円だ。米ダウ平均のPERは16.3倍。日経平均に当てはめると2万7619円になる。如何に日本株が割安か分かるだろう。今後、日経平均は過去3カ月間の平均PER(15倍)に収斂していくことになるだろう。ちなみにアベノミクスが始まってから過去5年間のPERは15.9倍だ。日経平均は2万7000円に達しても不思議ではない。

3.5~4.0%程度の長期金利が居心地の良い水準

 米VIX(恐怖指数)が2月6日に50.80まで急騰したが、3月26日時点で18.36まで下がった。一方、日経平均VIは2月9日に38.31まで急上昇。3月7日時点で27.39と米国と比較すると高止まりしている。20を割れると日経平均は急上昇し、安定化することになる。また、米10年国債利回りが3%になると、株価の割高感が意識されると言われる。米国経済の潜在成長率が2.5%、長期的なインフレ率が2%と考えれば、名目の持続的な経済成長率が4.5%となる。長期金利がこの水準の場合、PERが高くなりやすい。現在、潜在成長率が1%台後半に低下しているならば、株式市場にとって3.5~4.0%程度の長期金利が居心地の良い水準と言える。

景気・業績が悪化しない限り下落するリスクは低い

 景気・業績が悪化しない限り、長期金利が3%前後であれば、米国株が割高感から大きく下落するリスクは低いだろう。過去、長期金利が上昇した局面のうち、2007年にはサブプライムローン問題などから投資家がリスク回避的になり、世界的にハイイールド債と共に株価が売られた。一方、1994~95年や2004~06年にはFRBが利上げを行っても、ハイイールド債の相対パフォーマンスは悪化せず、一部の投資資金は高いリターンを求めて株式市場に向かった。現在、金利上昇に伴う「マネーの逆流」は殆ど起きていないと考える。米国の長期金利が3%を明確に超えない水準で落ち着けば、米国株は安定化すると判断する。

潮流銘柄は?

 潮流銘柄はフィックススターズ(3687)、日本電子(6951)、ヤマトインター(8127)。

2月26日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

相場見通し

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