潮流|証券市場新聞

米朝首脳会談をきっかけに株価指数先物に買い

外国人投資家は6月第1週(4日~8日)に、日経平均先物とTOPIX先物の合計で2066億円買い越した。
この期間で日経平均は523円上昇した。さらに、6月第2週(11~15日)の日経平均先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向によると、外国人投資家は先物を合算して4664億円買い越した。北朝鮮情勢など東アジアの地政学リスクを警戒していた外国人投資家が、米朝首脳会談をきっかけに株価指数先物に買い戻しを入れたようだ。

依然3.1兆円程度の売り玉

外国人投資家は年初から3月第4週までに6兆989億円も売り越しており、依然3.1兆円程度の売り玉が残っており、買い戻し余地は引き続き大きい。現在の日本株式市場は外国人投機筋(ヘッジファンドやCTA)による先物の売買で動きが決まる。個人投資家の売り越しが続こうが外国人投機筋が先物に大口買いを入れると日経平均は上昇するのである。

サイクルから捉えると上昇波動

日柄で見ると6月第4週というのは2017年9月8日に付けた安値(1万9239円)から今年1月の高値(2万4129円)までの同じ42週目に当たる。また、日経平均が2015年の高値(2万952円)を付けた日から3周年、ブレグジットのあった日から2周年に当たる日が6月24日だ。サイクルから捉えると日経平均は調整を終えて上昇波動に入った可能性が高い。7月には5月高値(2万3050円)を上回るだろう。その後は1月高値(2万4129円)を目指すことになる。

外国人投機筋は急落した所で買いを入れる

外国人投機筋は先物を買うと同時に円を売る。ドル円と先物の動きは一体なのだ。先物の買戻しが続くと考えるなら今後ドル円相場は円安に向かうことを意味する。エリオット波動では1ドル=111円40銭を上回ると115円を目指す動きとなる。米中貿易戦争で株式市場が調整すると予想する専門家が多いようだが、外国人投機筋は市場を弱気にさせて一旦は売りを仕掛けて急落した所で買いを入れるということは常套手段だ。6月21日の株式市場を見ても分かるように中国株式市場が下落しても日経平均は137円上昇した。米国株式市場で日本株やダウ平均が安い中でもハイテクの多いナスダック総合指数や小型株中心のラッセル2000が過去最高値を更新していることが今後の動きを示している。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はオプトラン(6235)、トレンダーズ(6069)、カチタス(8919)。

6月25日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

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