米国の投資家は誰も損をしない【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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アメリカの株式市場は過去最高値水準を維持

アメリカの株式市場は過去最高値水準を維持している。トランプ大統領はツイッターで、「株式市場の歴史において最長のブル相場となった。アメリカおめでとう!」と呟いた。

S&P500のブル相場は3457日続いた

これまでのS&P500の長期上昇相場は1990~2000年に3452日続いたが、8月29日を以て2009年3月9日から続いたS&P500のブル相場は3457日続いたことになる。S&P500は8月29日には2916.50まで上昇してザラ場ベースの史上最高値を更新している。終値ベースでも史上最高値更新となった。

日経平均では29年間保有しても大幅な元本割れ

アメリカでS&P500に連動する投資信託を買っている投資家は誰一人損をしている人はいないのである。株を買えば損する日本と正反対である。因みに米ダウ工業株30種平均と日経平均の上昇率を2000年始めと2018年の高値を比較するとダウ平均は131%上昇と2倍以上に、日経平均は27%の上昇に止まっている。また、日経平均が過去最高値(3万8915円)を付けた1989年と2018年の高値を比較すると、38%のマイナスとなり、29年間保有しても大幅な元本割れになっているのだ。

日米の国力の差

同じ期間で米ダウ平均を見ると何と866%の上昇と9倍以上になっている。1989年に日経平均型投資信託を100万円購入した日本人は現在、62万円に減っている。一方、ダウ平均型投資信託を100万円購入した米国人は現在、966万円と大幅に資産が増加しているのだ。この価格差が日米の国力の差となっているのである。日本の株式市場が米国と同様な上昇となっていたなら、年金や医療費など社会補償問題は発生していないだろう。国民の生活は様変わりしていたに違いない。日本企業も積極的な研究開発や設備投資ができていたら、ITなどハイテク関係や医薬品業界など様々な分野で中国や韓国、台湾に追い越されることはなかっただろう。日本の経済力は想像以上に高まり、日本人が豊かな生活を送れたのだ。

海外ヘッジファンドは「百害あって一利なし」

これをよしとしない米国はヘッジファンドを通じて日本株式市場で225先物を利用して売りを浴びせ、日本の莫大な資産を劣化させて、国力を弱めさせたのだ。日本にとって海外ヘッジファンドは「百害あって一利なし」ということだ。株式市場は非常に重要な経済基盤なのである。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はラック(3857)、エンカレッジ(3682)、セック(3741)。

9月17日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

株式情報と相場見通し

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