潮流|証券市場新聞

NYは底打ち感と先高感が強まった動き

11月28日の米株式相場は大幅に上昇し、底打ち感と先高感が強まった動きとなった。ダウ工業株30種平均は617ドル(2.5%)高の2万5366ドルで終えた。上げ幅は3月下旬以来、約8カ月ぶりの大きさで月間でも上昇に転じた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は208ポイント(2.9%)高の7291で終えた。

利上げに前向きな「タカ派」色が薄まった

GAFAといった代表的IT株のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンなど主力株が軒並み大幅高となった。特に株式市場全体に大きな影響を与えるアップルは3.85%上昇して終えた。10月に入って25%も値下がりし、底が見えなかったことに投資家は警戒感を強めていた。パウエルFRB議長は28日の講演で、政策金利について「景気を加速も減速もさせない中立水準よりわずかに低い」と述べた。10月3日の講演では中立金利は「まだ遠い」と語り、利上げ局面が長引くとの思惑を誘い、金利上昇と株安につながった経緯がある。利上げに前向きな「タカ派」色が薄まったとの見方から、米国株に買いが入った。

米中首脳会談後の動きは?

米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は27日、複数の政府関係者の発言として米中首脳会談が「停戦の舞台になる」と報じた。トランプ米大統領は貿易戦争が金融市場や経済に与える影響を懸念しているという。問題解決に向け米中が交渉する数カ月間は新たな関税を遅らせる可能性があるという。
米中が12月1日の首脳会談の中で、貿易交渉について何らかの合意に至るとの期待が浮上している。貿易戦争が収束する内容となれば、米国や中国、日本など世界の株式市場は大幅に上昇することになる。まさに今年最大の注目ポイントだ。トランプ大統領は株式相場の動きに非常に敏感で、米中首脳会談では大きな前進を望んでいると首脳会談に楽観的だ。

年末ラリーに入ると?

会談が不調に終われば中国からの全輸入品に制裁関税を課す考えを重ねて示しているが、その代償も大きい。年末ラリーに入るとダウ平均は2万6000ドルの大台を回復し、12月末には上場来高値(2万6951ドル)を更新することも考えられる。日経平均は2万3000円の大台を超える動きが期待できそうだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はリンクバル(6046)、オークファン(3674)、アイエックス・ナレッジ(9753)。

12月3日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。

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