潮流|証券市場新聞

価格高騰での対応が企業にできている

中国が電気自動車(EV)やデジタル家電に欠かせないレアアース(希土類)の対米輸出の規制を示唆したことで株式市場は不透明感を増している。
レアアースといえば、2011年に中国政府がレアアースの輸出枠を大きく引き締めたことで、レアアース(ディスプロシウム、ネオジム)の価格が暴騰した記憶が思い起こされる。しかし、今回はそれほど大きな混乱は起こらないだろう。なぜならレアアース原単位は大きく減少し、レアアースのリサイクルにより内製化比率が上昇している。また、中国国内に製錬設備を保有するメーカーも増加した。レアアースの価格高騰での対応が企業にできているからだ。ヘッジファンドは不安を煽り、株式市場に仕掛け的な売りを浴びせ、下落したところで買いを入れるといった手口は常套手段だ。

非常に非効率なマーケット

日本の株式市場はヘッジファンドによるシステムトレードとインデックスファンド、それに派生したデリバティブ取引の活発化により、非常に非効率なマーケットになっている。なぜなら、マーケットを構成している個々の証券の効率性が、こうしたファンドの割合が大きくなるにつれて低下するからだ。個々の証券の効率性が担保されて初めて全体の効率性も担保されるのである。個人投資家が積極的な投資を手控えている状況で、マーケットが効率性を担保できているはずがない。

非効率さを逆手に取れ!

だから、昨年から異常な下落や、その後に弱気派の予想を裏切るようなリバーサル相場が発生するのである。一方、この非効率な全体のマーケットを逆手に取ることで、個人投資家にもチャンスを得る機会が与えられることを忘れてはいけない。2015年から度々発生している急落相場が常に買い場だったことを思い出せば、この手の下落はリスク・オフでも、経済懸念でも何でもなく、単に個人投資家にとっては投資の好機を提供してくれているだけなのだ。米国金利の低下・低インフレ・低成長は、ゴルディロックス経済の再来という。完全雇用に近い米国では中国との貿易問題が経済危機に繋がることはない。金利の低下・低インフレ・低成長は日本も同様だ。特に日本は過剰流動性が維持されており、株式市場に危機が起こることはないのである。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はフィックスターズ(3687)、メンバーズ(2130)、ラスク(3923)。

6月3日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




株式情報と相場見通し

 

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