潮流|証券市場新聞

NYダウは史上最高値

11月5日に日経平均は節目の2万3000円を上回り、2018年10月10日以来、およそ1年1カ月ぶりの水準に上昇した。4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が7月15日以来、約3カ月半ぶりに史上最高値を更新した。

日本でもQCDIに底入れの兆し

日本でも悪化が続いていた製造業のQUICKコンセンサスDI(QCDI)に、底入れの兆しが見え始めた。10月末の製造業QCDIは9月末から3ポイント改善し、マイナス45だった。2019年に入り製造業のQCDIは悪化を続けた。それでも足元では6月末を底に反転基調が続いており、10月末は19年1月以来の水準までマイナス幅を縮小した。これまで、QCDIと株価の動きは高い相関を示してきた。業種別にみると、QCDIが悪化を続けている中、足元で株価が反発した業種もある。やや期待を先取りした動きとも見て取れる足元の株高後は、一層の銘柄選別が求められそうだ。

QCDIの底入れと株価が反発するタイミングはほぼ同じ時期

これまで、製造業のQCDIの底入れと株価が反発するタイミングは、ほぼ同じ時期だった。19年9月以降の株高も、過去13年と16年に見られた動きに近い。また、5日の英フィナンシャル・タイムズ(FT)は「米政権が米中の“第1段階”の貿易合意の実現に向け、9月に中国製品に課した制裁関税の取り下げを検討している」と報じた。合意に至れば、トランプ米政権は12月15日に予定している関税引き上げも見送る可能性が出てくる。

業績改善期待を織り込む株式市場

米政府が中国による知的財産権の保護強化などを見返りに求めるとの観測もあり、合意実現までにはまだ曲折が予想される。それでも米中が制裁関税取り下げなどに踏み込む可能性が浮上したことについて、市場では米中関係が改善し、貿易協議が正しい方向に向かっている証しとの好意的な受け止めが聞かれた。トランプ大統領が2020年の大統領選を控え、貿易問題で一定の成果を上げたいと考えているとの思惑も根強い。米株市場で上げが目立つのは景気敏感とされる「資本財」や「IT(情報技術)」、「金融」など。逆に下げたのは「公益事業」で、「生活必需品」も重い。景気敏感株の物色は市場参加者のリスクをとる余裕が増していることを示唆する。業績改善期待を織り込む株式市場。さあ、年末ラリー突入だ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はSMN(6185)、アドママーケティングコミュニケーション(9466)、ストライク(6196)。

11月11日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

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