2020年は米株高続く【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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年始恒例の「びっくり10大予想」

米投資会社ブラックストーン・グループ副会長で、ウォール街の「ご意見番」として知られるバイロン・ウィーン氏と最高投資ストラテジストのジョー・ザイドル氏と共同で年始恒例の「びっくり10大予想」の2020年版を公表した。

米株式相場は強気

主な内容として、米政治情勢については「選挙で格差と気候変動が主要争点になり、リベラルな大統領・議員候補への支持が拡大。11月の選挙で米民主党が上院過半数議席を獲得」と予想。景気見通しについては「景況は市場予想を下回るが景気後退は免れる」とし、「米連邦準備理事会(FRB)はフェデラル・ファンド(FF)金利を1%まで引き下げる」と見ている。「米株式相場は5%下落する調整が数回起こると予想するが、S&P500種株価指数が年内に3500を突破する」と強気だ。

英経済成長率は2%を超え?

米中貿易摩擦については「中国による米国の知的財産取得を制限する貿易交渉で包括的な内容の第2弾の合意はない」と予想。「実行可能な英国の欧州連合(EU)離脱合意が確保され英経済成長率は2%を超え、英国の株・通貨が上昇」と強気見通しだ。さらに、「イランによるイスラエルやサウジアラビアへの敵対行為の強化を背景に原油相場は1バレル=70ドル超に上昇」と見ている。状況は違うが、8日にイランがイラクにある米軍の駐留基地を攻撃したことで原油価格が急上昇している。

大統領選でトランプ氏は敗北!?

また、8日付の日本経済新聞によると11月の米大統領選でトランプ氏が再選すると回答した日本の経営者が89%もいたことに驚いた。バイロン・ウィーン氏の予想とは対照的だ。アメリカの若者はトランプ大統領を「NO」と不支持派が増加することが予想される。不動産王だったトランプ大統領は「金利は低く、株は高く」と不動産に都合の良い政策を打ち出している。株高が雇用と米国経済を支えている。しかし、貿易・環境・移民・医療・資産格差など多くの問題に対する国民の反発が高まるだろう。さらに、戦争や核兵器に反対し、平和を願っている国民も多く、イランの攻撃などトランプ大統領の強硬なやり方が米国民の感情を不安にさせ、選挙に逆風となるだろう。その一方で米国と英国の株価は上昇基調が維持される。当然、日本株も強気だ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はユーピーアール(7065)、アンビスホールディングス(7071)、セグエグループ(3968)。

1月13日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

 

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




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